東日本大震災が乳幼児の身体発育に及ぼした影響を明らかにするために,全国23,000カ所の保育所の中で協力が可能だった3,624か所の保育所から,保育所入所児童の医師に診断された疾患名データを集計しました.その結果,家屋の被災や津波を経験した子どもの間では,気管支喘息などの疾患が増加していました.今後,中長期的に被災地の子どもの健康を見守り,必要な支援を継続する必要があります.