津波に対する家屋の脆弱性を知る.2メートル以上浸水すると家屋流失の危険性が極めて高くなる.

東日本大震災の津波被災地における建物被害状況調査の結果から,浸水深が2mを超えると木造建物の流失率が急増することが分かりました.土地利用計画や津波対策を考える上では,居住地域における津波浸水が2mを超えることの無いように災害危険区域等の設定を行う必要があります.

作成日(撮影日):
2015/04/07 
登録者:
越村俊一 
フェーズ:
事前 
対象:
住民 自治体 国 
カテゴリ:
被害想定 建物被害 
場所:
沿岸 
関連する学術論文・資料等
  • 林 里美, 成田裕也, 越村俊一, 東日本大震災における建物被害データと数値解析の統合による津波被害関数, 土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 69, No. 2, pp. I_386-I_390, 2013.
  • 越村俊一, 郷右近英臣, 2011年東北地方太平洋沖地震津波災害における建物脆弱性と津波被害関数, 土木学会論文集B2(海岸工学), Vol.68, No. 2, pp.I_336-I_340, 2012.
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