大規模災害時の被害の全容把握は被災地外からのリモートセンシングやソーシャルセンシングから行技術体系を整備し,実用化する必要がある.

災害時の被害情報は全ての災害対応の基盤となる重要な情報である.しかし,その被害の全容や波及の状況を被災地の現地調査等で迅速に把握することは不可能である.被災地外からのリモートセンシングによる被害の量的な把握手法の整備に加え,ソーシャルビッグデータの解析等から得られる様々な情報から被災地内の社会動態を解析・把握する手法の整備が急務であり,研究レベルから実用レベルまでフィージビリティを高めていく必要がある.

作成日(撮影日):
2015/04/07 
登録者:
越村俊一 
フェーズ:
応急 
対象:
 
カテゴリ:
被害把握 リモートセンシング 
場所:
 
関連する学術論文・資料等
  • 堺 友里, 越村俊一, 松岡昌志, TerraSAR-X強度画像の変化に着目した津波被災地の建物被害程度の把握, 土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 69, No. 2. pp. I_1456-I_1460, 2013.
  • 郷右近英臣, J. Post, E. Stein, S. Martinis, A. Twele, M. Muck, 越村俊一, TerraSAR-X画像の機械学習による津波被災地の自動検出, 土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 69, No. 2. pp. I_1441-I_1445, 2013.
  • 福岡巧巳, 越村俊一, 航空写真とLiDARデータの統合解析による津波瓦礫の3次元マッピング, 土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 69, No. 2, pp. I_1436-I_1440, 2013.
  • 越村俊一, 郷右近英臣, 福岡巧巳, 林 里美, リモートセンシングによる2011年東北地方太平洋沖地震津波の広域被害把握, 日本地震工学会論文集, 第12巻, 第6号(特集号), pp.50-62, 2012.
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