災害時の被害情報は全ての災害対応の基盤となる重要な情報である.しかし,その被害の全容や波及の状況を被災地の現地調査等で迅速に把握することは不可能である.被災地外からのリモートセンシングによる被害の量的な把握手法の整備に加え,ソーシャルビッグデータの解析等から得られる様々な情報から被災地内の社会動態を解析・把握する手法の整備が急務であり,研究レベルから実用レベルまでフィージビリティを高めていく必要がある.