東北大学工学研究科で建て替えとなった3棟はいずれも8-9階建てであり,観測記録から青葉山の卓越周期と建物の固有周期が近接して共振したことにより非常に大きな揺れになったことが指摘されています.震源から遠く離れた大阪市咲洲庁舎でも同様な地盤・建物共振応答が指摘されており,共振を避けること,そのためには地下構造による卓越周期を知ることが重要です.