被災者が一時的に危険を回避した避難所に結果的に長く生活せざるを得ない状況が続き,避難生活の改善が遅れた例が多く発生した.避難所で長期間生活をすることを前提に,支援の在り方を考え直す必要が生じた.

 東日本大震災の住民が一時的に身の危険を回避した避難所の多く,そこでの避難生活が長引きました.そのため,避難生活の改善も遅れ,避難所生活における被災者のニーズの変化への対応が十分にできなかった場合が多く発生しました.避難所での栄養管理や健康管理に課題があったところも少なくありませんでした.
 そのため,政府は,災害対策基本法に一定期間の滞在を前提とした避難所に関する規定を整備するとともに,避難所運営の指針を定めて,市町村に対して備えの充実を図っています.

作成日(撮影日):
2015/04/07 
登録者:
丸谷浩明 
フェーズ:
応急 
対象:
自治体 
カテゴリ:
避難所 
場所:
 
関連する学術論文・資料等
  • 中央防災会議「防災対策推進検討会議中間報告」p.15、2012 http://www.bousai.go.jp/kaigirep/chuobou/suishinkaigi/pdf/chukan_hontai.pdf
  • 災害対策基本法第49条の7
関連URL
登録者の他の教訓(コンテンツ)