津波や地震で自社の重要設備が壊滅し,現地での復旧のめどが立たないような甚大な被害を受けた企業は,たとえ,現地復旧を早期に果たすような事業継続計画(BCP)を持っていても重要業務の継続が非常に困難となりました.しかし,その中でも,例えば,廃棄物処理を営む企業で,処理プラントが津波で流失する被害を受けたものの,平時から連携関係にあった隣県の同様他社に処理を委託することで事業継続を実現した好事例も見られました.このような代替戦略を盛り込んだBCPのが求められており,政府も事業継続ガイドラインを改定して,その推進を図っています.