原子力発電所事故等で「原子力災害対策指針」で規定される全面緊急事態となった場合には,一部の住民はペットを伴って避難することが想定される.可能であれば避難所等において犬・猫等ペットの収容に関した配慮が望まれる.

東京電力福島第一原子力発電所(福島原発)事故では,一部の住民は犬・猫などのペットと共に避難しました.しかし,多くの避難所ではペットの受け入れは不可能でペットが死亡する事例が散見されました.また,ペットを巡って住民同士がトラブルになる事例もあったといいます.人命が最優先であることは当然ですが,ペットの命にも一定の配慮がなされるべきと考えます.可能な範囲でペットにも配慮した避難所等の設営が望まれます.

作成日(撮影日):
2015/04/07 
登録者:
細井義夫 
フェーズ:
緊急 
対象:
自治体 
カテゴリ:
原発避難 ペット 
場所:
 
関連する学術論文・資料等
  • 環境省、災害時におけるペットの救護対策ガイドライン、平成25年.http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506.html
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