災害の危険回避や困難克服に有利に働く個人の性格,考え方,日常の習慣(生きる力)は災害のフェーズによって異なる.

震災では多くの人が様々な危険な場面を回避したり,困難な場面を克服したりしてきました.それを可能にした個人の性格,考え方,日常の習慣などの「生きる力」について,どんな場面でどんな力が必要であったか,78名の被災者の方々にインタビュー調査を実施し,思うままに語って頂きました.インタビュー記録を分析した結果,地震や津波の襲来直後の発災時,避難所生活などの応急期,その後から現在も続く復興期など,フェーズによって必要な「生きる力」が異なることがわかりました.

作成日(撮影日):
2015/04/07 
登録者:
杉浦元亮 
フェーズ:
緊急 応急 復旧・復興 
対象:
住民 
カテゴリ:
災害対応 
場所:
 
関連する学術論文・資料等
  • 佐藤翔輔,杉浦元亮,野内類,邑本俊亮,阿部恒之,本多明生,岩崎雅宏,今村文彦:災害時の「生きる力」に関する探索的研究-東日本大震災の被災経験者の証言から-,地域安全学会論文集,No.22(電子ジャーナル),No.23(電子ジャーナル),pp.65-73,2014.7.
登録者の他の教訓(コンテンツ)