発災後の混乱を統率できるのは発災前の「地域リーダー」である.

津波や原発避難によりいわき市内では数多くの避難所が設置された.そこで問題とされたのは避難生活における厚生上の「避難所格差」であった.沿岸部のある避難所では食料の取り合いで喧嘩をするなど,騒然としていた一方で,ある避難所では学校長が世話役になり,食糧配給,清掃などの役割分担を定め,ある程度の秩序が保てた例も存在している.緊急時にはトップダウンが可能なこうしたリーダーの存在が必要であるといえよう.

作成日(撮影日):
2015/04/07 
登録者:
松本行真 
フェーズ:
緊急 応急 
対象:
住民 
カテゴリ:
組織対応 コミュニティ 
場所:
 
関連する学術論文・資料等
  • 松本行真:被災自治体における防災・防犯コミュニティ構築とローカルナレッジ形成に関する研究、2012年度科研費報告書、2013.3 http://tohokuurban.web.fc2.com/
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