災害科学,防災教育の分野では「学際」「分野融合」の意識は低くなく,専門用語を避け,比較的一般的かつ統一的な言葉を用いる努力が行なわれているが,一方で,その言葉自体が持つ背景や,元来用いられてきた分野特有の限定的用法もあり,情報受信者個々が別の印象を持ったまま,議論が積み重ねられ,意思疎通に齟齬が生じる事例もある.それらの事例研究がこれからの課題である