東日本大震災で記載した民間の医療機関の中には発災後72時間を超えても,院内に搬送が必要が入所者がいることが外部に知られず,被災医療機関職員が過酷な被災状況の中自力で搬送の手続きを行わなければならず,被害が拡大する事例がみられた.今後,このようなことがおきないよう災害救援体制の見直しが望まれる.