災害発生時に,災害対応のため,自治体,医療機関などに職員にスクランブルをかける方針の中に,まず職員本人の安全の確保を行った上で行うべきである.

東日本大震災発災時に,災害対応のため,自治体,医療機関などに職員がスクランブルで急行する途中に津波にのまれて命を落とすという事例が少なからずあった.災害発生時のスクランブルの方針の中に,まず,津波の危険などの情報に基づき職員本人の安全の確保を行った上で,職場に向かうような方針にする必要がある.

作成日(撮影日):
2015/04/07 
登録者:
富田博秋 
フェーズ:
事前 応急 
対象:
国 自治体 医療機関 
カテゴリ:
組織対応 安全確保 
場所:
 
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