東北大学が実施した東日本大震災で早期復旧を果たした被災企業へのヒアリングの結果によれば,BCP 文書について総じて分厚いBCP 文書は避け,BCPで従業員に習得してもらいたい内容は,覚えられる文書量に絞るべきとの意見が多くありました.また,BCPでは被災時の従業員一人ひとりの意識が重要であり,例えば,従業員が自分の担当事業の復旧に必要なリソースを認識し,経営者の具体的な指示を待たずに考え,提案できることなどが重要だとの指摘もありました.