疾患を抱える家族への配慮や,サポートするシステムの構築は、被災地域で身体疾患罹患者の女性配偶者が,精神的苦痛を抱えるリスクの軽減につながる

被災地域において身体疾患を罹患することはうつ病等の精神的問題を引き起こすリスクとなることが知られています.しかし,被災地域の健康調査をもとにした今回の研究により,罹患者自身だけでなく,その女性配偶者も精神的苦痛を抱えるリスクが高いことが示されました.そのため,疾患を抱える家族への配慮や,サポートするシステムも重要と考えられます.

作成日(撮影日):
2016/12/05 
登録者:
富田博秋 
フェーズ:
事前 復旧・復興 
対象:
住民 
カテゴリ:
健康問題 こころのケア 
場所:
地域 
関連する学術論文・資料等
  • Nakaya N, Narita A, Tsuchiya N, Nakamura T, Tsuji I, Hozawa A, Tomita H. Partners' Ongoing Treatment for Chronic Disease and the Risk of Psychological Distress after the Great East Japan Earthquake. Tohoku J Exp Med. 2016;239(4):307-14. doi: 10.1620/tjem.239.307.
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