災害復興期における居住環境に関する見通しを早くすることで,精神的健康に及ぼす影響を軽減できる

東日本大震災では被災者の住宅を再建する用地や家屋再建に時間を要し,居住環境に関する見通しが立ちにくい被災者が多く出ました.被災住民の健康調査を元にした本研究では,このような居住環境に関する先の見通しが立っているか否かは被災者の精神的健康にも大きな影響を及ぼしていることを実証しています.被災者の居住環境に関する見通しを早く示すことは被災者の精神的健康の観点からも重要です.

作成日(撮影日):
2016/12/05 
登録者:
富田博秋 
フェーズ:
事前 復旧・復興 
対象:
住民 
カテゴリ:
健康問題 こころのケア 
場所:
地域 
関連する学術論文・資料等
  • Nakaya N, Nakamura T, Tsuchiya N, Narita A, Tsuji I, Hozawa A, Tomita H. Prospect of future housing and risk of psychological distress at 1 year after an earthquake disaster. Psychiatry Clin Neurosci. 2016 Apr;70(4):182-9. doi: 10.1111/pcn.12377.
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