東日本大震災で被災した宮城県内の震災遺構(候補)について,発災から5年間分の新聞記事を分析したところ,発災後に比較的早くに話題になり(記事になり),その場所や周辺で犠牲者が発生するなど,ネガティブなストーリーが存在するものは,解体されやすい傾向にあることが確認されました.一方,話題になるのが比較的遅くポジティブなストーリーがあるものは保存されやすい傾向にあることが明らかになりました.